ミュージカル「beautiful」を観て

1日だけ仕事も母業もお休み


からの
一人旅


前日から、ワクワクが止まらなかったのは


そう、キャロルキングの半生を描いた

ミュージカル
「beautiful」

が、どうしても観たくて画策していたのです


大好きなアッキーこと中川晃教さんが出演されていて

アッキーが
「仁井さん、このミュージカル、好みだと思います」

と。。。。


そんな一言を言われちゃあ
観にいかないなんてありえない!!


家族にあれやこれやを指示して
バビューンと東京へ


そして初めての帝国劇場ですよ


やはり歴史を感じるホールだなあ

客席と、舞台もとても近く感じる




今回は、キャロルキング役がW主演で
水樹奈々さんと、平原綾香さん。

私が観たのは、平原綾香さんでした
(あーやの歌声、不思議な楽器みたいだった。素晴らしい!!!)


まだ、千秋楽を迎えていないので詳しくは控えますが


序盤からグッときてしまう箇所があり
いかん、このままだと、休憩までに自分がもたない!
と、何度も深呼吸。








ブルックリンで作曲家を目指していた女の子キャロルが

やがて結婚し、子供が生まれ
ソングライターとしての葛藤と
公私ともにパートナーだったジェリーとの離婚
その後、シンガーソングライターとして歩み
名盤「つづれおり」を発表


そしてカーネギーホールでのコンサートを大成功させる



と、書いたら
シンデレラストーリー
のように感じるかもしれないけれど


この舞台を観て感じたのは

キラキラした物語ではなく
1960年代の職業としての作曲家、作詞家、や
それを取り巻くショーとしての見せ方の裏側に生きる
キャロルキングとその周りの人たち


「人・としてのキャロルキング」




ということでした


キャロルキングといえば、高校時代に「You’ve Got a Friend」や「I Feel the Earth Move」
を知り、「つづれおり」のCDを広島のタワーで買った

外盤だったので、歌詞カードがなく、意味がわからず

ただただ、聞いて
とてもキャロルキングが近くに感じた


あの感覚は

キャロルが
普通に
毎日を生きて、子育てとの両立に悩んだり
パートナーとの埋められない溝に落ち込んだり

もちろん、素晴らしい才能があるということは確かなことなのだけど


ただ、特別じゃなくて普通に生きる喜び、悲しみを
メロディに、歌詞にしていたから

内容がわからなくても


とても、曲が近く感じていたのかな





とにかく舞台は、何度も見返したいくらい素晴らしかった



You’ve Got a Friendを歌う時に
号泣していたけど
隣の女性も同じだったから
もう、勝手に同志だと思い
熱い抱擁を心でかわした



素晴らしいキャストの歌声に酔いしれて


あっという間の時間でした


26日が千秋楽



あー、もう一度観たい。


関西での再演を熱望します


ライブも、舞台も
本当に生物
だと改めて実感




すんごいエネルギーを注入してもらった




_________


仁井劇場でいつも無茶振りに笑顔で応えてくれる
ミュージカル界の貴公子
中川晃教、アッキーは
今回、本人のもともと持っているコミカルな感じが少しだけ役にも生きている感じで
私的に、キターーーーーって感じでした。ソニンさんとのコンビもぴったり!
でも、歌になると、うわぁぁぁってね。。。。本当にすごい人だ。

アッキーは、ザ・ミュージカル!って感じの歌いかたではなく
囁くようにも歌える人だから

なんだかね
You’ve Got a Friendじゃないけど
呼ばれたら、すぐ耳元で歌うよ
って感じなんですよ。

それが、舞台で出来るってすごい。



あっという間の東京でしたが

尊敬する友にも少しだけ会えて
本当にいい涙を流した
私の1日夏休みが終わった