太鼓の凡人、発表会

安室奈美恵さん、そう、安室ちゃんが来年9月で引退する


ニュースを知った時には
一瞬、嘘だ
と、疑ってしまった
そんなわけない
だって安室奈美恵だよ?


って、私は安室さんの何を知っているのだ






なぜ引退するのかは
本人にしかわからないし

周りがあれこれ言うものではないけれど


今までの「安室奈美恵」というスターとしての
輝きや、その存在、振る舞い
改めて、すごいなぁと思いつつ
これからの
舞台を降りた安室ちゃんが幸せであるように


なんて

同じ40代としての
遠い遠いところにいるスターを眺めながら
いろんな気持ちを抱かずにはいられない




そう
40歳になって
より、自分の一年が加速している気がする

先輩方から
そんな話は聞いていたけれど
やはり実際にその頃が来てみて
そういうことか
と、答え合わせのように実感する


体力の衰えとか、容姿の衰えとか
あげればきりがないのだけれど


先日、習っている和太鼓の発表会があって
無事に、バチを落とすことも、演奏を間違えることもなく終えられた


元来、緊張しまくりの私だが
今回は、やはり
舞台袖にいるときの自分に
驚きを隠せなかった


こういう仕事をしていると
舞台に立つことも多々あるし
その時にも緊張するけれど

司会という立場は、何かをつなぐ役目が主なので
どこかで脇役だ。主役を、より引き立たせなければ!
と、思う。


でも今回は

もちろん、自分だけを見に来ているお客さんではないにせよ

自分のこれまでの成果を発表する舞台

スポットライトを
主役として、仲間たちと浴びるのだ


暗い舞台に出て
自分の太鼓の前に立って
バチを構える

目の前が突然明るくなる


先生の最初のリズムが聞こえて

「そーれ」

と叫んでから
たったの5分間弱の演奏



正直


ほとんど記憶がないけれど




最後のバチを下ろした瞬間


全身からパァァァァァと何かが上に登っていった



最後、私が代表で
「ありがとうございました」と挨拶するのだが

最初の「あ」が、裏返った。



下手に引っ込んでから

ようやく笑いがこみ上げて


仲間たちと

なんともいえない高揚感を味わった





もちろん、まだまだ初心者なので、簡単な曲だし
振り付けもほとんどないけれど

その後の
上手い人たちの演奏を見たり
講師陣の演奏を聴いて


さらに高揚感が増してきた



もっと、上手くなりたい





そんなことを思ったのは
いつぶりだろう

(あ、ラジオDJとしては、常に思ってますが、そういうこと以外で)




太鼓の音は
体の中心に響く
聴いているだけでも血がめぐる感じがするのだけれど
自分で打ってみて
さらに、太鼓の音の持つ不思議な魅力にやられている気がする


飽き性な私だが
今の所、向上心がある限り
頑張っていきたい



そして
イライラしているときこそ
太鼓!で、発散できるような気がして
いい、リセットボタンを見つけた









ほとんどの人は
安室奈美恵にはなれない


舞台に出て
スポットライトを浴びて

みんなを熱狂させられる人など一握りの人間だ


でも舞台に立つまでの
人には見えない努力や精神力の持っていき方
そして何よりも
上手くなりたい
という気持ちが

どんなに小さな舞台でも
少しだけ
レベル上げできるなら


年齢のせいにしたりしないで

やるしかないし
冒険の書
何度だって上書きできるのである


さぁ、今は「ぬののふく」と「ひのきのぼう」でも
仲間たちと一緒に強くなるぞ!

ドラクエ11終わったばかりなので、引きずってる。でも上の初期設定はドラクエ5)