声が出ない 〜知らなかった声帯のこと〜(1)

すっかり秋から冬へと変わりつつあります

乾燥する時期になりました


そうなると、喉は大丈夫なのか。。。。気になります。


そう、今年の夏は、声帯浮腫により、声が一ヶ月ちょっとでないという
ラジオDJとしては非常に厳しい状況に立たされました

その間
いろんな喉の専門の病院に行ったり
声の仕組みや
咽頭の仕組みが知りたくて
本をたくさん読み漁りました


そして

声が出なかった時に

こんなにも、じぶんはメンタルが弱かったのか。。。
と、初めて実感したのですが

その時に、助けられたのは

同じような症状になった人の
ブログだったりしました



現在、声帯浮腫を発症してから三ヶ月過ぎました
まだ、完治していません。
以前のように、声が安定しないし
少し、話しているとすぐにガザついた声になってしまいます

なのでオンエアのある日に向けて
喉をいたわりつつ
どうにか、こうにかしのいでいますが


今、喉が!!!という人に
私がどんな経緯をたどったのか、少し書かせてもらって
参考になれば。。。と思います



(長くなるので何回かに分けます)



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「声が出なくなる」



それは突然でした

朝起きて、何も問題なく過ごしていて
仕事場のラジオ局に行き、収録を一つ終えてから、京セラドームに取材に行きました

その際

ん?ちょっと喉がガラッとするなぁ

と思っていましたので、早めにうがいしたり、トローチをなめたりして過ごしましたが

ものの1時間ほどの取材中に

声の高さが1オクターブくらい下がるような感覚で、高い声が出なくなりました

その日は、その後、ライブがあり
そのアーティストの舞台に少しだけ出る予定だったのでかなり青ざめた

ライブが始まってからは
もう、声は、力を振り絞らなければでない状態で
声も、いつもの声とは全く違うので
そのライブを見に来ていた知り合いは
「仁井さんとわからないかも」
と言うくらいのレベルでした。


なんとか、声を振り絞ってライブの登壇を終え

家に帰ってできる限り喉に良いことをし
次の日の朝を迎えて

驚愕でした


全く声が出ないのです


ささやき声も、出ないほどで
「スアアアーーー」
という息が出るだけでした


こんな状態になったことがないので
ちょっとしたパニックになりました

すぐに耳鼻咽喉科に駆け込みました

そこでは

声帯浮腫
という診断でした

声帯がむくんでいる、腫れているということ。

鼻から小さいカメラを入れて、声帯を見ますが

そんなに赤くなっているわけではなく、ちょっと腫れているかな
程度に私は思っていました

でも
その日にも、仕事があったので何とか、すぐに声が出せるようになりたいと
医師に懇願し

浮腫を落ち着かせる即効性がある
ステロイドや、ビタミンなどを
点滴してもらいました


その日に、声が出ることはありませんでした

医師によると
「一週間くらいかかる人もいる」
というみたてでしたので

何とか、早く治そうと躍起になって
毎日、限界量の
ステロイドを点滴してもらっていました



それでも、一週間経って

声は全く出る気配はありませんでした


年齢もあるし、治りが遅いのかな


いろんなことを考えて
治療してみましたが


一向に、声が出る気配はありませんでした


それどころか

きつい薬をずっと飲み続けた副作用が
2週間目から出てきてしまいました


(続く)