居心地のいいリビング

新しい街に引っ越して
3週間





いろんなお店や
公園の場所も把握して
なんとなく
馴染んできた









真新しい制服姿の子どもも
初めての家庭訪問も終えて(小学生の頃は家庭訪問がなかった)
先生も素敵な方だし
ホッとしている様子


一番懸念していた
義母も
近くに綺麗な銭湯があるので
この街を気に入っているようだ


なにより


新しい生活での発見は


テレビを見ないという生活が
とてもしっくりくるということ。



今までの大きなテレビを
テレビっ子の義母さんのところに置いて
リビングには別のテレビを置くつもりでいたのだが


ずっと、ラジオと、CDで音楽を聴く生活が
とても居心地がよく

パートナーも
何年も聞いていなかったアルバムを引っ張り出して
コーヒーを飲みながら
楽しんでいる


もしかしたら




リビングにはテレビは無い方がいいのかもしれないね
なんて話になった


うちは、子どももテレビを全く見ないので


これはこれで
アリなんじゃない?



しかも、義母さんが
早朝からニュース、ワイドショーをチェックしているので
だいたいのヘッドラインニュースは
口頭で伝えてくれるのだ(たまに、大まかすぎて、わからないのもご愛嬌)

と、いうことで
今のところは
テレビを置かないリビング。


そういえば

私の実家は
リビングにはテレビはあるが
殆どみんながいる場所は
ダイニングキッチンで

そこはテレビはなく
いつも
ラジオか
好きな音楽が流れていた




台所でなんやかんや
母が料理をしながら
テーブルで
祖母と私が
話をしながら
お茶飲んだり
ラジオを聴いていた。



ダイニングで一人でご飯を食べていたら
祖母がふとやってきて

側で、話をしたり、しなかったりした。


祖母曰く
「ご飯たべてるときには、一人じゃない方がいい」

食べ終わるまで
いつも、いてくれた。


祖母の
そのポリシーがあったから


なんとなく
それは、いまでも受け継がれている。




あぁ、あの感覚が戻ってきたなー。


おばあちゃんだったら
このリビングダイニング、気に入ってくれるだろうなー

「さっちゃん、今日はどーしとったんね??」

という祖母の声が、聞こえてきそうな気がする









前の家は
ずーっと、テレビの音がしていたから
ラジオ派の私はイヤホンで聴いたり
キッチンで小さい音で聴いたりしていたけど


音楽と
話し声にあふれる

リビングは


とても居心地がいい