夢の輪郭



私は、小学校4年の頃に

『ラジオで喋る人になりたい』

と、まるで雷に打たれたように、びかーんと思ってしまって

それから、何十年。

夢は相変わらず、その頃のまま

ラジオに関わっていたい
というままである。

幸いにも、今も、ラジオに携わる事が出来ているが


今もなお
わーーーーっっ
と、ラジオが楽しくて

目の前に、小さかった頃の自分がいるように
感じて


犬なら、見えないくらいのしっぽを振っている感じで
ラジオをやっています










先日


娘に、

将来、どんな仕事をしたい?

と聞くと

少し前(多分、二年くらい前)まで、
イルカトレーナーだったのだけど
それからは
なんとなくぼんやりと、
夢についての輪郭は見えていないふうだった。

もちろん、
それも、当たり前の事だと思いながら

何を好きになって
いくんだろう

それを、楽しみに見守りたいなぁと思っていた。






先日、一緒にお風呂に入っていて


何気なく、同じ質問をしたところ


ある、職業になりたい


と、まっすぐ私に告げました。


その時、私は


今まで感じた事のないような
そう、自分がラジオの人になりたい!って思った時のような
雷に打たれた感覚があったのです。


そうなんだ!そうか!うん、そうかそうか!
応援するよ!わーーーーーーっ!!!!


と、よくわからないけど
ものすごく、私のほうが
ワクワクして
それから先の話をするというよりも


まっすぐ、今、彼女が
想っていること
そのレールは、自分でみつけて、先を創っているという感じがして

とてもうれしかった。



もちろん、小学校からの夢が

大人になってからも
ずっと持ち続けることは難しいし

そして、それが、偉いわけでもなんでもない。


夢は
変わったっていいし

ビビッときた
その瞬間を大事にしてほしいと思う。


ただ


なんとなく


まっすぐ
私に
誰にも遠慮せずに
夢を話したその瞬間を


私は忘れないと思った。



夢の輪郭がみえた瞬間って


親にとっても
こんなにキラキラして見えるものなのね。
ほんと

キラキラしてた。







お互い、すっぱだかだったけどね。へへへ。