卒業シーズン

春の風が吹いてきましたね

関東は、春一番が吹きました


花粉症の私は
鼻がムズっとしますが
やはり、春の日差しはうれしい。



春は
出会いと別れの季節ということもあって


この春から、別に特別何かがあるわけではない私でも
なんだか、周りのお家で
引っ越し屋さんのトラックが停まっていたりすると

あぁ、お引っ越しされるんだなぁ。
と、とりたてて知っている人ではないにせよ
なんだか、パズルのピースがなくなるみたいで
さみしい気持ちにもなります。


子どもは
6年生を送る在校生代表として5年生が歌を歌ったり
リコーダーを吹いたりするらしく

来年は、自分たちがそっち側になるということなんて
これっぽっちも考えずに

を生きています。


それでいいのだ。
それでいいのだ。


体育館で
卒業式の練習かな
と思われる子どもたちの声

ピアノの音。
さよならの歌。


それだけで


自分の卒業式のことを想い出します



大好きだった
小学校時代


つるっつるの石の階段を、三段飛ばしで上って
黒板消しのコーデュロイみたいな部分を
バホバホしながらみんなで笑ったり
手洗い場のところの緑の石けんを色を変えよう!なんて盛り上がったり
給食当番の帽子をブーメランみたいにしてたり
大好きな子の席の机のフックにかかってる巾着をそっと触ってみたり
みんなが帰ったあとの教室で友だちとオルガン弾いたり

本当は帰っちゃいけない秘密のルートで帰ったり

お母さんには内緒の話ができたり



小学生なりの


大きな
ちいさな

毎日の出来事は


やはり、今
とっても
大切なものだったなぁと思います。


もちろん、どの時代も大事なんだけど。


いろんな技を持ち合わせていないぶんだけ


残酷でもあり
そして
明快でもあったあの時代



今の、子どもたちも


迷ったり
笑ったり
泣いたり
とんがったりしながら


自分だけの電車で
ルートで

誰かが
乗ってきたり
降りたりするそれを

楽しんで欲しいと思います。



卒業するみなさん


おめでとうございます