夏のにおい

残暑お見舞い申し上げます

のんびりと
実家ですごしていると

あまりの居心地のよさに

また、根が生えてしまいそうになるなぁ。
なんて感じつつ

でも、根っこはここだから
そこからずいぶん伸びて
いろんなところに
行かせてもらってるのかもしれない。

小学生からのご縁の
骨ヨガの山本華子ちゃんと、たまたま帰ってる時期が一緒だったので
ドライブ連れてってもらって
その後、大宴会したり

今年はインドネシアに住んでいる、兄貴ファミリーと共に
プール行ったり、子どもたち喧嘩勃発したり、花火したり
賑やかなお盆だった。

限りある時間に
やりたいことを、やりつくす

なんだか、小学生より
小学生みたいな
夏休み。

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さて、先日の、やらかしちゃった話しの続き。

沼津の深海水族館での話。

館内二階には、シーラカンスの標本三体と、
冷凍されているシーラカンス二体、
そして水の生物だけではなく、珍しい昆虫なども展示されていた。

かなり工夫されている展示の仕方で、

面白いのだが

その中の一つの昆虫が入ってる箱の前で、子どもが

これこれ！！この昆虫！！

と、私を手招きする。

なになに？？

好奇心旺盛で、虫を触るのも
問題ない私。

足早にその箱の前に立つ。
すると、ボタンがあり、

よく見ると、箱のところの上部にファンがあり
ボタンを押すと
その昆虫のニオイが嗅げるという仕組みだった。

ポチッとボタンを押す

ファンがまわりだし

むわわ〜ん

と、なんともいえない
生臭いニオイがした。

そんなもんか。

と、余裕をこいていたところ

子どもは、

今度はね、こっちのニオイを嗅いでみて

と、その昆虫の、威嚇した時に出す、ニオイが
瓶の中の脱脂綿につけてあるらしく

そのニオイを嗅げるようになっていた。

どんだけ、生臭いんだろう

私は、少しだけ
ワクワクしていた。
（この感覚がおかしいのだが）

瓶の蓋を、ぱかっとあけて

鼻に
近づけた。

それはまるで、美味しい果物のニオイを嗅ぐように
鼻
いきなり、瓶を鼻のすぐそばまでもっていって

嗅いだのだ

その、瞬間っっ！！！

クンッッッッッッ

鼻の中に稲光が走ったようだった

そして、それに反応するように

館内中に響き渡るような
デカイ声で

クサッッッッッッッッッ！！！！

ここが山なら
完全に、12回くらいやまびこで

クサッッッッッッッッッ

が、聞こえたことであろう。

それを、遠くから見ていたパートナーによると

私の近くにいた、小さな男の子が
私のあまりにもデカイ声に
身体を

ビクッとさせていて、かたまったらしい。

そして、我が娘は

ちょっっっと！！

と、いいながら、私から離れていった。。。。。

あまりにも、

鼻をつんざくニオイだったので

めまいがしそうになりつつも

周りをみてみると

私から弧を描くように
人はいなくなっていた。。

そして、気がつけば

私は、その、瓶を
あまりのクサさに
落としていた。

しかし、その瓶は
きちんと、紐で結ばれており
床に落下することはなく

ぶらーん
と、異臭を放ちながら
宙を舞っていた。

そそくさと瓶の蓋をしめて

捕まりそうになっている昆虫のように
足早に、その場を去った。

私が、家族を探して近づくと

二人とも、距離を保ちながら

まるでクサいものをみるような目で
私を見ているではないか。

おい、まて。
家族！
窮地に陥ったときに
支えてくれるのが

ファミリーの定義じゃないのか！！！

と、ぷんすかしながら

腕を掴む。

すると

パートナーが一言

「理科、おまえ、ニガテだろ」

え？？

いや、好きだったよ

と、答えると

「ニオイとか、嗅ぐときさ、鼻からは少し離して、片方の手で、空気を救うようにして、パタパタと、鼻に空気を送る、って、これ、基本だろっっ」

そ、、、そんな技あったね。。。

娘も、ちゃんと、そうやってたらしい。。。

あぁ、、、、
これが、化学兵器なら
真っ先に死ぬのは私だね

なんて、シャレにもならない事を言って、また、呆れられて

トボトボと、館内を出たのである。

さて、みなさま

その、昆虫、

気になりますよね？

え？ならない？

いつか、その昆虫に
威嚇される日が

無きにしも非ずなので

声を大にして

お伝えしたいと思います！！！

「タイワンサソリモドキ」

世界三大奇虫のひとつ。

刺激を受けると、尾から強烈な酢酸を出す。
そのため、英名では
「ビネガロン」
と、呼ばれている。

酢酸。。。。。

そら、鼻をつんざくはずじゃ！！

気をつけなはれや！！！

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