ビバ出産2

そこからは、もう、いわゆる出産シーンだ。

分娩台にあがってから、ワタクシは声がでかいんだろうなぁ。
と思っていたが、正直、恥ずかしがりやなのか(笑)あまり声を出さなかった。
ただ、いきんだ時に、どっからこんな声が?というかんじで
頭のてっぺんから奇声を発していた。
とても、文字にはできない、奇妙な音だった。

そこの分娩室には目の前には巨大なスクリーンがあって、イルカが泳いでいた。
助産婦さん達は
「は〜い。イルカちゃんみてこころ落ち着けて、息ととのえようねー!」

無理。
絶対に、無理だから。やってみなよ。って思った。
イルカが、怖い顔に見えてくるし、しかも、ずっとイルカの方ばかりみてるほど、
あたしゃ暇じゃないのよっ!早くだしてよっ!
と、イルカ撲滅運動家のように、鬼と化す自分。

お腹の方じゃなくって、ここ、ここに力を入れるのよっ!
と看護婦さんが子宮を指し、叫ぶ。
お腹じゃなくて、そこに?でも、入れているつもりなんだけどっ!
なんせ初めてのことなので、わからない。違うと言われても、どう違うのか・・

髪の毛が全部抜けてしまうのではないか?というくらい
いきんで、いきんで、いきみんでいるのに、まだでてこない!!

神様に祈った。
お願いします。早く、会わせてください!!

すると、助産婦さんが、
「骨盤にひっかかって、このままいくと赤ちゃんがつらいから、吸引します」
といった。
とにかく赤ちゃんがつらい?という言葉だけがひっかかって、
なんでもいいから、早く!と、うなずいた。

そこからは、言葉にはできない。
なんせ、自分のでかい腹の上に人が覆い被さって、
お腹を力いっぱい押したのだ。
そして、ひよこがピヨピヨないて、星が瞬いた。
あれ、気を失ったかな?と自分で思うくらいだった。

知らない間にチビは生まれていた。
助産婦さんが、なんだか持っている。目がねをかけてないワタクシは
おぼろげながら、子供を確認して
目の前にくるまで、どうやって待っていたのかも覚えていない。

「元気なオンナの子、3322グラムですよ〜オメデトウ!」
と、言われて、胸のとこにチビが乗った。

ありがとう!
どうしよう!
かぁちゃん、ですっ!
うれしい!
これからいっぱい楽しいことあるよ!
誰に似てるのか、まだわかんないね!
とにかく、今は猿っぽいけど、かわいい!
誰がなんと言おうと、かわいい!

そんな事をつぶやいて、
チビはまた産湯につかりに行った

家族が入ってきたのはそれから数分後。
感動で、みんな涙ぐんでいた。
それくらい、すごいことだった。

こんなにも、ステキで、すごいことって、世の中にあるんだ。

とても個人的な事だけど、
本当に、ワタクシはこの経験でなにかが変わっていくような気がした。

本当に出産ってすごい!
痛いけど、おもしろい!


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これを書き上げる間にも
チビちゃんはウンチョスをし、ゲップを出さなかったので、乳を吐き
そしてグウスカ寝てるとおもったらいきなり泣き出す娘さん。

これから、
きっと、もっと、大変だ。
かぁちゃん、イライラしたりすることもあるかもしれないけど
でも、ものすごい愛情を君に注ぐからね!
なめられても、仕方がない・・・と、受けとめるように。

まだまだかきたりない事だらけだけど、
とりあえずの出産劇はこんな感じ。

一番の驚きは、
あんなにすごいものがお腹からでて、しかも胎盤とか、羊水とかでたのに
体重計に乗っても3キロくらいしか減っていなかったこと・・・
結局12キロ近く太ったワタクシは
これから母乳ダイエットに励むの巻(涙)

娘をダンベルのようにえっさほいさ。
かぁちゃん、いよいよ本格発進である。