ふるさと

桜の開花宣言がありました


うちの近所のお寺にも
桜が咲いていました


70歳になった
お姑さんと一緒に
歩いているときに足が止まりました




なんてきれいなんだろうね


と、目を細めました



私は
なんだか
のどの奥が
ぎゅーっとなりました




桜が咲きました


今年のお花見は自粛モードなんだろうけど


お昼間
太陽が微笑んでくれている時間に
どうぞ
大好きな人と


今年の桜を
愛でてください


今年の花は
今年の命。



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今日、大好きだった
NHKの朝の連ドラ「てっぱん」が終わりました


私のルーツ、広島と大阪
とまったく一緒の物語なので
本当に、こんなに思い入れたっぷりで見た連ドラはありません


時に
幼かった学生時代の自分を
主人公に馳せたり


時に
子育て中の自分を
主人公の育ての母に馳せたり


時に
私を愛してくれた祖母を
主人公のおばあちゃんに馳せたりして


大好きな街と
大好きな人にかこまれて
喜んだり
かなしんだりする様子を
ずっと半年間
見守っていました


ドラマなんだけど
一緒になって
泣いたり、わらったり。



私は、このドラマで

「ふるさと」

という文字が残ります


心のふるさと

人間のふるさと

生まれ育ったふるさと

胎児だったときのふるさと


いったこともないけど大好きな街のふるさと


大好きな人の育ったふるさと



どうしたって
人は


ふるさと


を想います。


時にそのふるさとを
遠く感じることもあったり
そこから離れようと必死になったり


いい想い出ばかりがあふれているわけではない
ふるさとだったとしても


その
空気や
かわらない山の稜線
海の表情
シンボリックな建物
冷たい北風
忘れた頃に咲くこぶしの花



それらが

想いに
音楽のように
入り込むからです



人は
こうした
記憶で
出来ています


今を生きている

ちいさな芽生えたばかりの命も

すでに

誰にも
侵されることのない
記憶が
始まっている



東日本大震災
被災された方々のふるさとのことを
想います


大切な
ひとりひとりの
ふるさと



そこを想う気持ちが
何かを
奮い立たせます


場所は違えど

その想いを
どんどんと
送っていくことを


長く、やっていこうと思います

北国の春
が大好きだった祖父を
想いながら。




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新年度になりました

BBSでは、色々と
ご心配をおかけしましたが

また、お返事復活させようと思います!

今までの分については
前にお出ししてるメッセージで
代えさせてください
申し訳ないです!!!


新年度分から
キャッチボール
していきましょう!

よかったら。



仁井聡子