SE・I・U・CHI!

ようやく花粉症が落ち着いてきた

気がつけば5月


ありがたいことに
忙しい
だからといって
ブログ放置プレイは
本当に自分の怠惰である



GW
この少し浮ついた世間の勢いに乗って
なんの浮つきもない
平日とあまりかわらない仁井聡子
とっておきの貯めていたネタを。




−−−−−−−−−






それは
少し前のよく晴れた日のこと

番組終わりから、夜にライブがある時に
家に帰るのは時間が微妙なので
私が行くところといえば

昔からある、女性専用の
サウナ&スパ


ここで、お昼も食べて
岩盤浴で汗かいて
湯船で
ぷぁーーーー
とかいって
のんびりして、時間を調整するのです


その日も、いい汗かいて、流して
ゆっくり、また出かける準備をしていました

大きな洗面台がいくつもあるところで
中合わせになってる人と
鏡ごしに目が合うこともあるのですが


支度してる最中に
誰かに見られている気がして
ふと顔をあげると
中合わせの人が、鏡から私を見ている


ん?


知り合い?

じゃないよなぁ。


気にせず、支度してても
また、目線を感じる。

それの繰り返しがあってから
いきなり

おおよそ、女性の声と思えないような
ハスキーで、低めの声が聞こえてきた

それは、完璧に鏡ごしに
私を見ているその女性だった


「あんた、何歳?」


天龍さんかと思うくらい
聴き取りにくかった。



え?
私に言った?
よね?
だって目が私を見てる。


え?え?

と、いいつつも、私は
「41…ですけど」


と言うと

間髪入れず


「仕事してんの?」


私「仕事?し、してます。」


その人は
年の頃なら60代後半か、70いってるかもしれない。
派手目なシュシュで
すこし薄ーい髪をひとつにして
うえのほうで結んだポニーテール。


何かの玄人であることは
間違いない


そして


昔、綺麗だったんだろうなぁ。

とは


正直思えない。

ひかる八重歯が
セイウチにみえてきた。

でも眼光鋭い方。




いったい、このセイウチさんは
私の何か知りたいんだ


と、不安になったとたん
衝撃の一言を告げた。







「あんな、あんた、私の若い頃にそっっっくりやねん」











ヮ(゜д゜)ォ!

わおわお。


SE・I・U・CHI!Σ\(゚Д゚;)おいおいおいおい

そうなんですかー!と、笑顔で言えなかった。

「そ、そうですか?!」


と、全力でわかりやすく

(やめてください!!!!!似てませんから!!!)

を、表現したつもりだった
でも、セイウチさんは
そんな私のことばはまったく関係なく


「似てるわー。ほんま、そっくり。」



私はあと2.30年後、セイウチさんと、陰で呼ばれ、声もガッサガサになるのか。。
せめてオットセイがいい。
と、心震えていたら


「あんな、あんた、ウチで働かへん?」


と、これまた急なスカウトになった。


話をきいてみると
この近くで
小さなスナックをやっているらしい

私がお酒全く飲めないと言うと
「大丈夫。私の隣にいるだけでいい。
週1でもいいから。」

と、
真剣に話をされた。



私は公開スカウトよりなによりも


私は将来
このセイウチさんに似るのか。。。





そのことだけが
頭をぐるぐるまわった。



そういえば昔


DSの友だちコレクションで
自分のアバターを作る時に
自分をカメラで認識させて、DSが勝手に作るアバター
というのをやったときに


自分で自分を作ったアバター
えらい違うものができあがった



いろんなものがうっすーーーい不細工

ができたときに


最初は
DSに対して

「全然似てないし!」


と、憤っていたのを思い出した




まてよ


自分の声も

自分が聞いてるのと
他人が聞いてる音は一緒ではないように


私は
私の願望により

ひょっとして

少しでも
よく
自分を見ている可能性が大だということが
明確になってきた!!!!




私はいま


どうしようもない不安と戦っている




心の中に
セイウチの自分を飼い始めてしまったのだ




がしかし


これに抗って

これからも




生きる。